2020年8月31日、鎌倉市(神奈川県)の松尾崇市長が、「世界首長誓約/日本」に署名しました。
松尾市長は、署名にあたり、地球がかつてないほどの危機に瀕しており、世界各地で、異常気象による甚大な被害が発生し、あらゆるものの命を脅かしていることを指摘し、「鎌倉は豊かな自然と貴重な歴史的文化遺産を有する唯一無二のまち。この先人たちから受け継いだ素晴らしい環境を次世代へ継承するためにも、世界の自治体と共に気候変動対策に取り組んでいきたい。」と述べました。
鎌倉市は、昨年秋に日本の他の自治体に先駆け気候非常事態宣言を採択するなど、気候変動対策に積極的に取り組んできました。「かまくらエコアクション21」や「太陽光発電屋根貸し事業」など複数の具体的な事業を実施しています。
また、鎌倉市は、2018年から国際都市間協力プログラム(IUC Japan、欧州委員会の事業、名古屋大学が日本の事務局)に参加し、ウメオ市(スウェーデン)と交流しながら、環境政策やSDGsの取組みなどを学び合っています。ウメオ市は2011年に欧州の首長誓約(CoM EU)に署名しており、2030年までに温室効果ガスを40%削減する目標を掲げています。今後、ウメオ市との交流を通じた取組みの進展が期待されます。
日本国内の「世界首長誓約/日本」署名自治体は26になりました。